メニューではS$16。会計票を見るとS$19.18。
2026年8月31日、俺がION Orchardの丸玉ラーメンで食べた赤ラーメンが、この金額だった。追加で一品頼んだわけではない。サービスチャージとGSTが加わっている。
店を選ぶときは料理の値段を見る。でも、予算を決めるなら、その横やメニューの下にある小さな文字も見ておきたい。
税率・価格表示の公式情報は2026年9月6日に確認。丸玉の金額は過去の利用例であり、現在のメニュー価格を示すものではありません。
会計票を上から読むと、増えた理由が分かる
2026年8月31日、ION Orchardの丸玉ラーメンで本人撮影。支払い前の会計票に記載された内訳。PHOTO: MIDNIGHT STANDARD / さんた
| 会計票の項目 | この日の金額 |
|---|---|
| Aka Ramen / Total Price | S$16.00 |
| Service Charge | S$1.60 |
| GST | S$1.58 |
| Grand Total | S$19.18 |
Service Chargeはサービス料、GSTは税金。別の項目だ。
この会計では、料理のS$16に10%のサービス料を加えるとS$17.60。そのS$17.60の9%がS$1.584で、会計票のGSTはS$1.58になっている。
料理だけに9%をかける計算ではない。サービス料を含む金額がGSTの計算対象になる。IRASの飲食・ホテル向け案内
赤ラーメンそのものの話は、丸玉で食べた日の記事に書いている。ここでは、ほかの店でも会計を読めるように内訳を見ていく。
「++」なら、何%が別に加わるかを見る
価格の横の「++」は、サービス料とGSTが別途加わる表示として使われる。記号だけで判断せず、「10% service charge」「9% GST」などの注記まで確認したい。
たとえば、S$20にサービス料10%、GST9%が別途加わる条件なら、総額は次のようになる。
S$20 × 1.10 × 1.09 = S$23.98
10%と9%を足して「19%増し」とするのではなく、この条件では19.9%増し。ざっくり予算を見るなら約2割増しだが、店のサービス料率が違えば計算も変わる。
サービス料10%を、すべての飲食店に共通する税率のように考えないこと。サービス料の設定は店による。IRASのサービス料の説明
「nett」に、もう一度税を足さない
「nett」は税・サービス料込みの金額を示す表記として使われる。実際にPark Avenue Rochesterの公式案内でも、nett表記と、サービス料・税を含む旨の注記が併記されている。
ただし、商品やプランの対象条件まで同じになるわけではない。食べ放題なら飲み物が別か、割引なら特定カードや曜日の条件がないかも見る。「nettだから追加注文も含めて何でもこの値段」という意味ではない。
表示が分かりにくければ、注文前に「Does this price include service charge and GST?」と聞けばいい。税込・サービス料込みかを確認する質問だ。
すべての表示価格に約2割を足すわけではない
GST登録事業者の一般向け価格表示は、原則としてGST込み。サービス料を課す飲食店やホテルには例外があり、税抜き表示をする場合は、税とサービス料が加算される旨を目立つ形で知らせる必要がある。IRASの価格表示ルール
だから「シンガポールは何を買っても表示価格に約2割追加」ではない。
メニュー価格、税・サービス料の注記、注文した内容。会計が思ったより高ければ、まずこの3つを照らし合わせる。S$16のラーメンがS$19.18になった理由も、会計票にはちゃんと分けて書いてあった。




