シンガポールの交通で、最初に迷いやすいのが「切符を買うのか、カードをそのまま使うのか」というところだ。

対応する非接触カードなら、MRT・バスの支払いに使える。ただし、カードのブランドだけでなく、海外利用設定とタッチ決済への対応を確認したい。

この記事では、2026年9月6日に確認したSimplyGoの公式案内をもとに、対応カードと支払い方を説明する。

まずは手元のカードを確認する

SimplyGoの案内では、非接触対応のAmerican Express・Mastercard・Visaなどが対象で、海外発行カードも利用できる。利用可否に不安があるカードは発行会社に確認する。対象カードがあれば、乗車のためのSimplyGoアカウント登録は必須ではない。SimplyGo公式FAQ

旅行前に見るのは、次の3点。

  • カードが対象の非接触決済に対応しているか。
  • 海外利用を止める設定になっていないか。
  • スマホで使うなら、対応ウォレットに登録できているか。

入る時も出る時も、同じカード・同じ端末

ここが一番大事だ。財布から出したカードで入場し、同じカードを登録したスマホで出場するのは避ける。カード番号が同じつもりでも、支払い方法を混ぜると別の取引として扱われることがある。同じ支払い方法を使う理由

入場・乗車に使ったもの出場・降車に使うもの
物理カードその物理カード
スマートフォン同じスマートフォン・同じ決済カード
対応する時計型端末同じ端末・同じ決済カード

MRTだけでなく、バスも乗る時と降りる時の両方でタッチする。財布ごとかざさず、使うカード1枚を取り出すと、複数カードの読み取りを避けやすい。SimplyGo利用条件

海外発行のVisa・Mastercardには利用日ごとの手数料

海外発行のVisa・Mastercardで交通運賃を支払う場合、利用日ごとにS$0.60の管理手数料がある。これは乗車1回ごとではない。別途、発行会社側の海外利用手数料などがかかる場合がある。海外カードの手数料

同じカードを3日とも使えば、この管理手数料部分はS$1.80。運賃や発行会社の手数料は別だ。

運賃は距離で変わる。現金とカードも同額ではない

たとえば公式の一般バス運賃表では、3.2kmまでの成人運賃はカードS$1.28、現金S$2.10と表示されている。これは2025年12月27日改定の表を、2026年9月6日に確認したもの。空港から市内までの料金を示す数字ではない。SimplyGo成人運賃表

正確な移動費は、出発地と目的地を決めて公式の経路・運賃案内で確認する。

途中で食事をすると、乗り換え扱いにならないこともある

乗り換え運賃には条件がある。公式ルールでは、列車とバスの間や異なるバス同士は45分、異なる鉄道駅間は15分が時間の上限。1つの旅程として数える最初と最後の乗車の間は2時間以内、乗り換えは最大5回などの条件もある。乗り換え運賃の条件

「いったん降りて食事をし、その続きに乗る」場合まで、同じ旅程の運賃が続くとは考えない方がいい。街歩きでは移動と滞在を分けて予算を見ておくと分かりやすい。

改札でエラーが出たら

入場前にカードが拒否される場合は、対象カードか、海外利用や利用可能額に問題がないかを発行会社に確認する。別の対応カードを使うなら、入場から出場までそのカードで通す。カードが使えない場合の公式FAQ

すでに入場していて出られない時は、カードを切り替えず、駅係員に状況を伝えよう。

ゲイランに向かう場合の駅・バス停は、現地のアクセスガイドで確認してほしい。

情報確認日:2026年9月6日。対応カード・運賃・手数料は旅行前に公式案内で再確認してください。