ゲストライター五郎
GUEST WRITER

五郎

世界の夜を旅してきた男

アジアを中心に世界の歓楽街を歩いてきた旅人。バンコク、マニラ、ベトナム、韓国などの夜遊びを経験。今回はMIDNIGHT STANDARDのゲストとして初めてゲイランを歩く。

シンガポールに来たのは、正直ついでだった。

クアラルンプールから移動する途中で一泊。

翌日も予定があったから、

「飯食ってホテルで寝ればいいか」

くらいに思っていた。

でも夜になってホテルでゴロゴロしていると、やっぱり気になる。

ゲイラン。

名前だけは昔から知っていた。

世界の夜遊びエリアをそこそこ歩いてきた人間が、シンガポールまで来てゲイランを見ずに寝るのもどうなんだ。

結局ホテルを出た。

最初の感想。「え、ここ普通の街じゃない?」

ゲイランに着いて最初に思ったのはこれだった。

「え、ここ本当に歓楽街?」

俺がこれまで見てきた場所は、もっと分かりやすい。

バンコクのナナやソイ・カウボーイなら、遠くからでも分かる。

ネオン。

バー。

呼び込み。

女の子。

音楽。

「ここから夜遊びエリアです」

と街の方から教えてくれる。

マニラも似ている。

エルミタやパサイを夜に歩けば、向こうから何かしら声が飛んでくる。

ベトナムでも場所によっては、店の前に女の子がズラッといる。

でもゲイランは違った。

普通に飯屋がある。

普通に住宅がある。

普通に人が歩いている。

その中に、夜の店が混ざっている。

最初は本当に場所を間違えたと思ってスマホを見た。

合っていた。

GORO SAYS

「え、ここ本当に歓楽街?」最初は本気で場所を間違えたと思った。

Lorongが最初はよく分からない

ゲイランに来る前から、

Lorong 16。

Lorong 18。

Lorong 20。

その辺の名前は聞いていた。

ただ、実際に歩くと最初は結構分かりづらい。

バンコクだったら、

「この通りに行けばいい」

で済む。

ゲイランは何本もLorongがあって、その中に店が点在している。

さらに通りによって、

ベトナム系が多かったり、

タイ系が多かったりするらしい。

この辺は、普段からゲイランを歩いているさんたの方が圧倒的に詳しい。具体的な通りの違いは、さんたのゲイラン完全ガイドに任せたい。

俺は最初の20分くらい普通にウロウロした。

でも初めてなら、それくらいでいい気もする。

外から見ただけでは、まだ分からない

もう一つ違和感があったのが料金。

海外の歓楽街を何ヶ所か歩いていると、その場所の相場がなんとなく分かる。

看板に書いてあったり。

呼び込みが説明してきたり。

旅行者同士で情報が共有されていたり。

ゲイランの場合、外から見ただけでは分からない店も多い。

だから最初は、

「これ、どうやって入るんだ?」

となった。

店に入る。

受付で話す。

そこで初めて流れが分かる。

この淡々とした感じが、他の歓楽街とはかなり違った。

GORO SAYS

「これ、どうやって入るんだ?」外から見ただけでは流れが分からない。この淡々とした感じがゲイランだった。

世界の歓楽街と比べて、かなり静か

ゲイランを歩いていて感じたのは、

街全体が思ったより静か

ということ。

バンコクみたいな派手さはない。

マニラみたいなカオス感もない。

音楽が爆音で流れているわけでもない。

道を歩いているだけなら、

普通のシンガポールの街に近い。

それが逆にちょっと不思議だった。

シンガポールだからこその安心感

海外の歓楽街を歩くとき、俺が一番気にするのは店そのものより周辺だ。

スマホをどこで出すか。

財布はどこに入れるか。

帰りはタクシーか。

歩いて大丈夫か。

マニラや一部の国では、常にそういうことを考える。

ゲイランでは、その緊張感はかなり少なかった。

少なくとも俺が歩いた範囲では、

普通に飲食店があって、

普通に車が走っていて、

普通に人が生活している。

その中に夜の店がある。

シンガポールという国の空気が、そのままゲイランにも残っている。

ただ、治安がいいから何をしても大丈夫という意味ではない。

飲みすぎる。

財布を雑に扱う。

翌朝早いのに遊びすぎる。

旅先では、こういう普通の判断ミスの方が結局ダメージが大きかったりする。

初めてゲイランを歩くなら、俺ならこうする

俺自身も初ゲイランなので、攻略を語るつもりはない。

ただ、世界の歓楽街を歩いてきた経験から言うなら、最初はこのくらいでいいと思う。

1. Lorongの位置だけ先に見る

ホテルを出る前に、Lorong 16、18、20あたりの位置関係だけ確認する。

夜になってから地図を見ながらウロウロするより楽。

2. 最初から1軒に決めない

最初に目に入った店で、

「ここ!」

と決めなくてもいい。

受付を見る。

店の雰囲気を見る。

一度出てもいい。

一周してから決めればいい。

3. 見すぎない

これはどこの国でも同じ。

10軒、20軒と見始めると、

最終的に何が良かったのか分からなくなる。

初回なら数軒見れば十分。

4. 終わった後を考えておく

これも結構大事。

遊び終わったあと、

「さて、どこ行こう?」

となると地味に面倒。

飯を食う。

コーヒーを飲む。

ホテルに戻る。

サウナに行く。

MIDNIGHT STANDARDにあるゲイラン周辺の飯・カフェ・スパ記事や、g.spaの実体験レビューは、かなり実用的だと思った。

夜遊びって、店にいる時間だけじゃない。

前後まで含めて一晩だからだ。

バンコクともマニラとも違う

初めてゲイランを歩いてみて思った。

ここは世界一派手な歓楽街ではない。

バンコクほど分かりやすくない。

マニラほどカオスでもない。

だから、

「とにかく刺激が欲しい」

という旅行者なら、他の国の方が分かりやすいかもしれない。

でもゲイランには、別の面白さがある。

普通の街の中に夜の店が混ざっている。

Lorongを一本変えると、少し空気が変わる。

一回来ただけではよく分からない。

そこが面白い。

何度も歩く人にしか見えないものがある

今回、MIDNIGHT STANDARDの記事を読みながら歩いてみて思った。

俺とさんたでは、同じ通りを見ていても見えているものが全然違う。

俺が、

「この辺タイ系多いな」

くらいに思っている場所でも、

何度も来ている人なら、

店が変わった。

値段が変わった。

この時間から人が増えた。

みたいな細かいところまで見ている。

世界中を広く見る面白さもある。

一つの街を深く見る面白さもある。

ゲイランは、後者がかなり強い街なんだと思う。

五郎の結論

ゲイランは、

世界で一番エロい街ではない。

世界で一番派手な歓楽街でもない。

でも、

世界で一番、ちゃんと記録できる歓楽街の一つかもしれない。

一本のLorong。

一軒の店。

時間帯。

曜日。

国籍。

値段。

何度も歩けば、少しずつ違いが見えてくる。

初めて歩いた夜に、

「ゲイラン分かったわ」

とはならなかった。

むしろ逆だった。

「これ、一回じゃ分からんな」

と思った。

GORO SAYS

「これ、一回じゃ分からんな」。初めて歩いた夜の結論は、たぶんこれだ。

たぶん、また来る。

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この記事の確認情報

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初回訪問時
最終更新
2026.08.26
情報の根拠
ゲストライター五郎本人が初めてゲイランを歩いた際の体験と感想をもとに構成。世界各地の歓楽街との比較は五郎個人の経験と主観によるものです。

更新履歴

  • 初版公開。五郎が初めてゲイランを歩いた夜の感想と、他国の歓楽街との違いを掲載。
情報について

実際に確かめた情報を。

実際に訪れ、食べ、確認した内容を掲載します。価格や営業時間は変わるため、来店前に最新情報も確認してください。